オーストラリアの弔辞では、遺族や友人たちが弔辞を読む際、故人に関する面白いエピソードを話す人も多くいるそうです。お葬式だからと堅く構えず、素直に笑ってもいいのです。
ユーモアを忘れない、大らかな国民性がお葬式にも表れているのでしょう。
そんなオーストラリアのお葬式では、葬送の曲として宗教とは関係のない曲を選ぶ人が増えているそうです。
シドニーで葬儀・墓地を運営するセンテニアル・パーク (Centennial Park)発表した資料によると、
友人・親族の葬儀に最も「人気のあるロック・ソング」は、AC/DCの「地獄のハイウェイ(Highway to Hell)」と、クイーン(Queen)の「地獄へ道連れ(Another One Bites the Dust)」。
また、ポップス全体で最上位に挙がるのは、フランク・シナトラ(Frank Sinatra)の「マイ・ウェイ(My Way)」、ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)の「この素晴らしき世界(Wonderful World)」。
悲しみの中にも、故人の人生を振り返り、「故人のために」行うお葬式なのですね。
■地獄のハイウェイ(Highway to Hell)
■地獄へ道連れ(Another One Bites the Dust)
■マイ・ウェイ(My Way)
■この素晴らしき世界(Wonderful World)